歯科診療に対する思い
当院の診療方針
自分がされたくない治療はしないこと。
歯医者が好き!という方はあまり居ないと思います。私自身の歯科医でもその理由は思い当たることがあります。「歯科治療は痛い」「何をされているのか分からない」「大きな音が怖い」「独特の匂いが嫌い」このような思いを歯科治療に対して感じている患者様がいるのではないかと、感じております。
当院では、これらのことは完全に消すことは難しいですが、極力減らすことを心がけて、患者様が「歯医者に行きたくない」と、踏み留まってしまうような気持ちを少しでも和らげることができるように、スタッフ全員が心がけることを大切にしています。
具体的には、過去の経験や一般的な先入観で、「歯の治療は痛い・怖い」と思われている方はかなり多いと思います。恐怖心の強いお子様だけでなく、大人でも歯科治療に対してそのように思われている方が多いようです。
しかし、歯科技術も進歩しています。ながお歯科医院では表面麻酔や、電動式麻酔などの器具を用い細心の注意を払うことで、痛みや不安のない治療を心掛けています。
また、よりリラックスして治療を受けていただけるよう、音楽・空間などを工夫し、患者様にとってより快適な治療を目指しています。
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- 痛みに対して
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痛みで来院されるのに、さらに注射・・・嫌ですよね。
患者様に少しでも楽に治療を受けていただくために以下の取り組みを行っております。
■ゼリー状の表面麻酔を塗布し、細い針(31G,33G)を使用して刺すことで、痛みを軽減する。
■注射液を37℃に保温し麻酔液注入時の痛みを和らげる。
このような対策をしています。
治療中は患者様の表情に常に気を配り、痛みの確認を取るように心掛けています。また、恐怖心は痛みを増強しますので、リラックスできるよう優しくBGMの選択や、治療時、目に入る天井に沈静効果のある紺色を配色するなどしています。そして、何よりもアットホームな医院の雰囲気が出せるようにスタッフと共に努めています。
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- 何をされているのか分からない
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「これからどういう治療が必要なのか。」
「どういった選択肢があるのか。」
ということが分からないと不安になると思います。
そのため、レントゲン写真や口腔内写真、歯の模型、模式図などを用いて、専門用語は控えて、できるだけ分かりやすく説明させていただきます。
その上でご納得いただいてから治療に入ります。(ディスプレイ、模型での指導写真)レントゲンはデジタル化することで被爆量を1/4~1/10に抑えているため、より安心して撮影を受けていただけます。
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- 大きな音
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歯を削るタービンは音の小さな物を導入しています。歯垢落としに使用する超音波スケーラーという道具は、苦手な方には無理に使用しません。
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- 独特の匂い
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これは治療に使う薬やセメントに含まれるユージノール(鎮痛性があります)などの成分が大半を占めるようです。
現時点ではこの成分を全く使わないことは難しいため、空気清浄機を診療室に2台、待合室に1台設置して対応しております。
これは切削粉塵による空気汚染対策もかねています(写真参照)。